新春を飾るスポーツイベント、天皇盃第25回男子(来年1月19日、広島県)・皇后盃第38回女子(来年1月12日、京都府)全国都道府県対抗駅伝競走大会に出場する和歌山代表メンバーが決まった。本紙エリアからは男子で家吉新大選手(18)=和歌山北高3年・御坊市藤田町吉田=、女子で上畑真由選手(15)=大成中3年・日高川町鐘巻=が選出され、迫る本番での活躍を誓っている。

 和歌山代表は男子10選手、女子13選手で編成。それぞれ今季の実績、最終選考会の成績などを基に選抜され、各区間のエントリーについては調子を見極めたうえでレース直前に決定する。家吉選手は5年連続5回目、上畑選手は2年連続2回目のメンバー入り。

 家吉選手は今年、1月の前回大会で4区・区間9位、4人抜きの力走を見せ、県勢過去最高の9位に大きく貢献。4月に織田幹雄記念国際陸上競技大会西日本ジュニア5000㍍で優勝し、9月には横浜市で開かれた競技会で5000㍍県高校新記録となる14分03秒88をマークした。年末に入っても「いい感じに仕上がってきている。本番でいいパフォーマンスができそう」と好調を維持。新年の大一番へは「前回チームは1秒差で入賞(8位以上)を逃したので今度こそ入賞したい。個人としては前回以上の走りを見せたい」と闘志を燃やしている。

 上畑選手は父親が指導するクラブ「UAC」に所属し、専門は1500㍍と3000㍍。中学生と高校1年生アスリートの祭典「ジュニアオリンピック陸上競技大会」では3年連続で県代表に選出され、今年1月の前回大会では3区・区間10位、7人抜きの快走で県勢大躍進となる23位フィニッシュの原動力となった。3000㍍のベストは9分40秒12。今回のレースへは「メンバーの持ちタイムが前回よりもいいと聞いているので、チームとして前回を上回る順位を目指したい。個人では区間上位に入って、チームに貢献できれば」と話し、2年連続の活躍を誓っている。

 男子は19日午後0時半から広島市・平和記念公園前を発着とする7区間48・0㌔で争われ、中学生2人、高校生3人、大学生・一般2人がリレー。女子は12日午後0時半から京都市・たけびしスタジアム京都を発着とする9区間42・195㌔で熱戦が展開され、各都道府県代表は中学生2人と高校生以上7人(高校生は最低3人出場)でたすきをつなぐ。

写真=ともに2年連続の活躍を誓う家吉選手㊨と上畑選手