日本一の生産量を誇るJA紀州の特産スターチスが、本格的に出荷シーズンを迎えている。ハウスでは色とりどりのスターチスが鮮やかに色づき、生産農家は収穫、出荷作業に大忙し。今年は栽培初期の気温が高く、生育は遅めだが、11月に入り気温が下がったため例年通りに回復する見込み。京阪神、関東を中心に出荷は6月中旬まで続く。
出荷は10月初めから始まっているが、今年は9月の気温が高かったため、株の生育が遅く、花芽の本数も少なめ。10月に入っての台風接近も、パイプハウスにビニールが張れず、風や雨の影響を受け、出荷量は少なめの滑り出しだったが、ここにきて気温が下がり、順調に生育。例年通りの出荷量が見込まれている。
JA紀州中央花き花木部会スターチス部会長の前田昌紀さん(36)=名田町野島=の鉄骨、パイプハウスの60㌃の畑には、フェアリーピンク、ラムセスバイオレット、インペリアルラベンダーの3品種、約1万8000本が鮮やかに咲いており、収穫作業が進められている。温度管理など、栽培環境を整え、特に病気の予防に気を配り、丹精込めて育てている。前田さんは「全体的に順調な生育。年間を通して高品質なものを提供できるようにしたいです」と話していた。
スターチスは日持ちがよく仏花として人気で、色が豊富でドライフラワーにしても色あせが少ないことが魅力。最近では、フラワーアレンジやハーバリウムにもよく使われている。
同JA管内では現在、56・7㌶で約60品種が栽培されており、昨年は19億6400万円を売り上げ、今年は21億5000万円を目標にしている。
写真=スターチスを収穫する前田さん


