ソフトテニスの第33回日本実業団リーグが先月25日から27日まで京都府福知山市で開かれ、女子の部で御坊市出身の石本久美子選手(22)=和歌山市在住=が所属しているきのくに信用金庫が準優勝。来年2月8、9日に愛知県で開かれる日本リーグ入れ替え戦の挑戦権を獲得した。

 実業団リーグ女子の部は1チーム5人(2ダブルス、1シングルス)で、10チームが予選リーグ、決勝トーナメントで熱戦。上位2チームが入れ替え戦に出場できる。

 きのくに信用金庫は予選で太平洋工業(岐阜県)に1―2で敗れたが、ルーセント大阪を3―0、青梅信用金庫(東京都)とアキム(埼玉県)をいずれも2―1で下し、3勝1敗で2位通過。トーナメントは初戦のチームサニーブリーズ(京都府)を2―1で破り、決勝では再び太平洋工業と対戦したがリベンジならず0―2で敗れた。

 石本選手はシングルスで全6試合に出場。粘り強く攻め続けるプレースタイルで決勝までの5試合を快勝。決勝の太平洋工業戦では、神戸松蔭女子学院大学時代の同期と対戦。大学時代から苦手とする相手で、大接戦の末、惜しくも3―4で敗れた。

 湯川小、湯川中、和歌山信愛高校、神戸松蔭女子学院大学を卒業。小学校、高校時代は全国大会に出場し、大学では全国準優勝など活躍した。社会人になっても活躍。今大会を振り返り、「決勝で勝てなかったのは悔しかった。入れ替え戦で初の日本リーグ入りを決めたいです」と意気込んでいる。

 入れ替え戦には12月に行われる日本リーグ(全8チーム)の下位2チームと、実業団リーグ上位2チームがリーグ戦を行い、上位2位に入れば昇格できる。きのくに信用金庫は5年前に入れ替え戦に挑んだが昇格できていなかった。

写真=きのくに信金のメンバー(後列左が石本選手)