ラグビーワールドカップ日本大会が国民的な盛り上がりをみせている。日本は予選リーグでロシア、アイルランド、サモア、スコットランドに4連勝し、グループリーグを1位で通過。19日から始まる決勝トーナメントに進出し、アジア勢で初めて8強入りを果たした▼ラグビーは高校時代に体育授業で体験した程度で、ルールも詳しく知らない。しかし、大男が激しくぶつかり合う姿には迫力があり、他のスポーツにない醍醐味を感じる。そして、もう1つの魅力は「ノーサイド」。試合が終われば、お互いが相手を称える姿にも感動する▼スタジアム以外でもホスト国としてのもてなしが話題だ。出場している各国の国歌を覚えて応援しようという取り組みはその1つ。北九州市ではウェールズ代表の公開練習で、1万5000人が同国の国歌を合唱して歓待。同市だけでなく、各地で同じようなことが展開されている。千葉県柏市では地元の子どもたちがニュージーランド代表「オールブラックス」に、同チームが試合前に披露する伝統的な「ハカ」を踊って歓迎した▼こうした日本流のもてなしに対し、各国の選手やメディアが称賛。テレビや新聞で紹介されているだけでなく、SNSでは「日本は素晴らしい」などと世界中に伝えられている。それは言うまでもなく、日本のイメージアップにつながる大きな宣伝効果といえるだろう▼県内では来月9日からねんりんピック紀の国わかやま2019が開幕する。御坊市は健康マージャン、由良町はウォークラリー、日高川町はグラウンドゴルフの競技会場。全国各地から大勢が訪れるが、地元をアピールする絶好の機会だ。もてなしの力で地域の魅力を全国に発信させよう。(雄)


