神戸市の東須磨小学校で教師が教師にいじめをするという、何とも情けない問題が起こった。20代の男性教諭が4人の教師から羽交い絞めにされたり、激辛カレーを無理やり食べさせられたりした。全国的に子ども同士のいじめで自殺などが問題になる中、お手本となるべき先生が一体何をしているのか。しかも子どもたちにいじめに対する指導もしていたそうだが、こんな状況になっては当然説得力もなく、子どもたちは誰の言葉に耳を傾け、何を信じればいいのか。教師同士のいじめという思いもよらない事態に、問題の本質をしっかりと浮き彫りにして対処する必要があるが、一番ショックを受けているのは子どもたち。今回の場合、何よりも子どもの心のケアが大切なのではないかと感じる。
今年8月には印南町の小学校で教師による児童の盗撮問題が発覚し、大きな騒ぎとなった。こういった犯罪が起きるのはもちろんその教師個人の資質によるところが大きいが、やはり問題が起きないように普段からの研修や組織内でのチェック体制の強化も必要だろう。しかし、この盗撮でも一番の問題は、児童の精神面への影響。信じて尊敬していた先生に裏切られたショックは大きく、今後も先生を信じられないトラウマを抱えてしまうかもしれない。
同町教育委員会や学校では盗撮の再発防止はもちろんだが、問題発生後、児童の安心を第一に取り組んできた。全家庭への訪問、教育相談員の派遣など真摯な対応は功を奏したようで、先日の4小学校連合運動会でも、子どもたちの明るく元気いっぱいの様子が印象的だった。今後も笑顔の絶えない学校であるよう、切に望む。(吉)


