優秀な技能・技術を持ち、後進の指導・育成に多大な貢献をしている優秀施工者国土交通大臣顕彰受賞者(建設マスター)が決まり、県内は7人、日高地方からは御坊市島の総合建設業㈱長田組(長田道典代表)の工事部長、宮口公一さん(61)=日高川町姉子=が選ばれた。宮口さんは勤続38年半の間、県内外の公共工事を中心に土木の施工・現場責任者として活躍。11日に東京・メルパルクホールで顕彰式典が行われる。
もともと「ものづくり」が好きだったという宮口さんは、金沢工業大学で土木工学を学び、卒業後、地元に帰って長田組へ就職。多くの公共工事に携わるなか、「やみくもに図面通りにするのではなく、設計を基によりよいものを考えるのが仕事」と、コミュニケーションや現地の人に喜ばれる施工を心がけている。
主な工事として歩道設置、山腹、保安林管理道新設追加、堤防改修、河川整備、道路改良、渓間に携わり、安全を第一に施工。1994年の龍神村・大泰谷山腹では崩落現場で二次災害の危険があるなか工事を進め、林野庁長官賞を受けて思い出深いという。
「工事期間中は全てが大変だが、出来上がると、形に残り、達成感がある仕事。近くを通ると、うれしさがある」とにっこり。受賞に「こんな大きな賞をもらえるなんて思っていなかったので本当にうれしいです。指導してくれた先輩や社内スタッフ、協力会社の皆さんのおかげ。建設マスターの名前に恥じないよう一層頑張りたい」と話している。
写真=「皆さんのおかげ」と宮口さん


