紀州日高漁協がみなべ町から補助金を受ける際、一部で虚偽の申請をしていた問題で、みなべ町議会は「漁協補助金等調査特別委員会」を設置することを決めた。

 1日に全員協議会を開き、委員から特別委設置の提案があった。正式には8日に開く臨時議会で議決する。町のチェック体制や補助金のあり方などについても協議する方針。

 全協では、2013年から17年度の5年間で、漁協に対して「漁船遊漁船安全対策事業補助金」として約420万円を交付したが、提出書類の中に、実際は支払われていない清掃代の領収書が含まれていたことなどの問題について執行部が説明。出席した小谷芳正町長も再調査する意向を示した。

 現在、町では漁協から補助金が何に使われたかの一覧表の提出を受けているが、裏付ける領収証の提出を求めており、再度チェックすることにしている。