今年7月に起きた京都市のアニメ制作会社、京都アニメーションの放火事件を受け、同社が制作したアニメ「AIR」の聖地の一つとされる美浜町で募金活動が行われている。30日まで。

 募金箱を設置しているのは、和田のカフェ「nerumo rukimo」と三尾のゲストハウス&バー「ダイヤモンドヘッド」の2カ所。東京大学を休学し、現在、ダイヤモンドヘッドで、住み込みの手伝いをしている岩永淳志さん(21)が美浜町に最初に訪れたのが同アニメの聖地巡礼だったことを聞き、町がアニメの背景になっていることや他にも多くの人が聖地として訪れていることを知ったnerumo rukimo経営の楠本和也さん(47)が、募金箱の設置を決めた。

 楠本さんは「アニメのことも聖地であることも知らなかったので、募金箱の設置が遅くなってしまいましたが、このアニメのおかげで足を運んでくれる人がいることに感謝して、少しでもお返しできればと思っています。皆さんのご協力をお待ちしています」と呼びかけている。

 AIRは2005年制作、京都アニメーションが有名になり始めたころのアニメでゲームが原作になっている。現在の日本のアニメ文化の方向性を決定付けた作品として、高い制作技術で背景の美しさや精密さでファンを魅了している。

写真=募金を呼びかける楠本さん㊧と岩永さん(nerumo rukimoで)