ことしも1年の3分の2が過ぎ、少し遅くなったが、日高新報ホームページで公開している記事の、上半期アクセスランキングがまとまった。

 さっそく1位は2月5日投稿の「大麻所持容疑 印南の男女2人逮捕」。印南町樮川の農業の男と一緒に住むパートの女が大麻を所持したとして、御坊署が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕したことを報じた記事。大麻規制などが話題になる中の逮捕で、ネット掲示板などを中心に注目が集まった。

 2位は3月23日投稿の「映画『燃えよ剣』エキストラを募集」。「燃えよ剣」は、司馬遼太郎が新撰組の副長土方歳三の生涯を描いた人気時代小説。4月に和歌山市内で行われたロケのエキストラ募集のことを報じた記事で、主人公土方が岡田准一、近藤勇を鈴木亮平、沖田総司を山田亮介、芹沢鴨を伊藤英明など、有名芸能人の名前が連なったことなどからアクセスが増えた。

 3位は4月8日の「県議選 御坊市は楠本氏が接戦制す」。県議選で共産党新人の楠本氏が現職のベテランを破って当選したことを報じた記事がランクインした。

 4位は4月12日の「御坊日高が舞台 映画『ソワレ』制作へ」、5位が5月10日の「御坊署内で散弾銃が暴発」。6位以降は台風被害を受けた白崎海洋公園の復旧についてや、御坊沖に洋上風力発電計画など。このほかブラジル料理やカフェ、洋菓子店などのオープンを報じたショッピング記事も上位にランクインした。

 1位は事件だったものの、映画や新店舗オープンなど明るいニュースも多く、白崎についても観光地への注目の高さがうかがえる。下半期も残り半分だが、明るいニュースがランキングをにぎわすことを願いたい。  (城)