印南町西ノ地地内、上道住宅地の一角で、新たな障害者福祉拠点づくりが進められている。県福祉事業団が障害者の生活の場となるグループホーム2棟と、入浴などのデイサービスが受けられる生活介護施設1棟を建設、運営する計画。町は用地を無償提供するなど全面協力して誘致を推進していく。
日裏勝己町長が進める福祉のまちづくりの一環。上道住宅地では一部老朽化した町営住宅が取り壊されて更地になっているが、建て替えるのではなく、この機会に福祉施設を誘致する。用地全体の面積は約1600平方㍍で、現在、町営住宅が1棟残っているが、今後取り壊す。
グループホームは身体・知的障害者が対象。居室(個室)、キッチン、ダイニング、浴室、トイレなどを設けて、日常の集団生活ができる場となる。2棟の建設を計画しており、1棟の定員は7人。町内では初のグループホームとなる。西ノ地地内には県福祉事業団が運営する多機能型事業所「作業所陽(はる)」があるが、御坊市内から通う利用者もおり、印南町内に生活の場ができれば利便性も向上する。
生活介護施設は重度身体障害者が利用対象。専用の機械浴室での入浴をはじめ食事や排せつなどのサービスが受けられる。これらの施設が計画されている上道住宅地は、津波浸水エリアに入らない高台にあり、災害の心配がないという。
町は誘致に向けて、議会9月定例会(12日開会)に提出する一般会計補正予算案に住宅敷地整備工事請負費2000万円を計上。可決されれば用地周辺の町道整備や排水管敷設を行う。今年6月には計画に対する地元説明会を開いており、今後も重ねて開催し、一層の理解と協力を求めていく。グループホームと生活介護施設の建設年度は未定だが、1棟ずつの3期計画で進めていく。
写真=グループホーム等の建設が計画されている上道住宅地


