7月から8月にかけて日高地方全域で行われた御坊日高博覧会(おんぱく)2019の結果報告会が1日、御坊市の御博事務所で開かれ、参加者数などの実績が発表された。

 プログラムは昨年と同じ45で、御博レストランの12を含めると57。新規のパートナーは20人と全体の44%を占め、新たな人のつながりができたことを示した。満員御礼のプログラムは11。参加者数は1149人で、前年の1211人とほぼ変わらず、3年連続で1000人を超えた。夏休み中の開催だったため、子どもの参加者も多く、地方紙だけでなく全国紙やNHKなど多くのメディアに取り上げられ、大きなPR効果があった。

 谷口光実行委員長は「数字には表れていないが、プログラムを通じて新しいつながりが広まったことを実感でき、中身は非常に充実できた。おんぱくのパートナーだった人が独立してハーレーイベントやまちづくり団体を立ち上げてそれぞれの地域でまちを元気にする活動を行っていることも、おんぱくの大きな成果。来年以降も続けていきたい」と成果を強調した。

 報告会では参加者がグループディスカッションし、和歌山大学経済学部の大澤健教授が講評。シンガーソングライター宮井紀行さんも飛び入りで駆け付け、歌を披露した。