今月10日、茨城県の常磐自動車道で「あおり運転」をして、無理矢理に車を停止させた上、相手運転手の男性を殴った疑いで43歳の男が逮捕された。これら一連のあおり運転や暴行の様子は、ドライブレコーダーが一部始終を記録。本紙でも注目が高まるドライブレコーダーやあおり運転に対する注意について取り上げた。
いわゆる「あおり運転」は特定の車に対して意図的に嫌がらせを行う危険行為。御坊署によると、接近して執拗に追跡(車間距離不保持)、幅寄せ(進路変更禁止違反)、パッシングや近づいてのハイビーム(減光義務違反)、クラクションによる威嚇(警音器使用制限違反)はいずれも道路交通法違反となり、また、一定の妨害行為によって相手を死傷させた場合は、危険運転致死傷罪になる可能性がある。
今回の事件は、被害に遭った人が、テレビ局が運営する映像・写真投稿サービスに映像を投稿。その後、愛知や静岡でも、この車から被害に遭ったという映像が投稿され、大きな広がりをみせた。身を守るためには動画をはじめ、写真や音声を記録しておくことが有効な手段の一つ。そして警察への届け出やメディアへの情報提供をすることで、泣き寝入りや被害拡大を防ぐことにつながる。
一方、今回の事件で逮捕された男の車に同乗していた交際相手の女と間違われ、インターネット上で誹謗(ひぼう)中傷された女性が会見。「朝起きたら犯罪者扱いされていた」と「拡散」の恐怖を語った。しっかり裏取りされていなかったデマ。メディアの役割も含め、あらためて事実関係の確認を徹底した報道の重要性を考えさせられる事件だった。(笑)


