内閣府特命担当大臣の片山さつき参議院議員が18日、和歌山県入りし、御坊市熊野の特別養護老人ホームごぼうの郷などを視察した。先月、一般社団法人全国介護事業者連盟の顧問に任命された関係もあり、「介護する側の皆さんは本当に大変なお仕事。私も全力で応援させていただきます」などと、介護現場の環境改善に意欲をみせた。

 片山大臣は安倍晋三内閣の1人として、地方創生、まち・ひと・しごと創生、規制改革、男女共同参画、女性活躍の多彩な担当を務めている。二階俊博自民党幹事長の派閥に所属しており、この日は白浜空港から本県入りし、和歌山市内での井上直樹和歌山市議会議長就任祝賀会に出席する前に、二階氏の地元の御坊市に立ち寄った。

 ごぼうの郷では内田雅之施設長の案内で、特養やデイサービスの施設を訪問。利用者一人一人に「暑いですからお体に気をつけて」と気さくに声をかけて、「二階先生の関係でときどき和歌山には来ているんですよ」とにっこり。

 介護職員に対しては「これ以上に仕事の負担を上げないことが大切。介護現場もIT化しなくちゃね。自動運転や遠隔介護など、できることは何でもしていきます」と約束。ごぼうの郷については「山が見えて環境のいいところ。室内は明るい雰囲気ですね」と評価していた。

写真=利用者らに声をかける片山大臣