ことし結成10周年を迎えたよさこいチーム、夢屋舞組(吉田勉代表)が、高知県で9日から12日まで開かれた第66回よさこい祭りに初めて出場。総勢53人が本場で自分たちの踊りを披露した。吉田代表は「視察に行ったこともあり、他の団体で踊ったことのあるメンバーもいましたが、夢屋舞組として初の大舞台。全員無事に務めることができて、よかったです」と喜んでいる。

 夢屋舞組は2009年2月5日に結成。小学生から70代まで幅広い年齢層で活動している。今回は小2から50代まで53人、スタッフを含め60人以上が高知県へ遠征。当初からのメンバーには「高知よさこい祭りは、高校野球でいえば甲子園」として、悲願の大舞台だった。

 9日が前夜祭、10・11日が本番、12日が後夜祭で、夢屋舞組は本番の11日に出場した。「ご祝儀」をテーマに、大きな旗を振り、鳴子を打ち鳴らしながら威勢よく演舞。よくそろったテンポのいい踊りを熱く披露し、大きな拍手が送られた。

 代表の吉田さんは、「やはり、全国からチームが集まる本場の大会だけあって、びっくりするような規模でした。見に行ったことはあっても、自分達のチームで出場するのはまた格別です。当日は大変暑かったのですが、子どもメンバーも含め誰一人倒れることなく無事に踊ってこれたのが何よりよかったです」と振り返った。地方車(じかたしゃ)の営繕のため地元企業等に広告協賛を募っており、「全部で120社の皆様からご寄付をいただきました。高知遠征のためにスタッフとしてご協力くださった方々にも感謝しています。本当にありがとうございました」と感謝を述べている。

写真=地方車をバックに現地で記念撮影する夢屋舞組(夢屋舞組HPから)