御坊市島出身で東京を中心に活動しているギタリストの細田好弘さん(38)=川崎市在住=が、自身3枚目となるアルバム「藍碧(らんぺき)の空」(発売元ティートックレコーズ)をリリース。発売を機に各地でツアーも行っており、10月4日には和歌山市紀三井寺でライブを開催。「初めてインストゥルメンタルを聴く方でも楽しめる内容になっています」と呼びかけている。

 細田さんは御坊中、日高高校出身。中学時代にエレキギターで音楽をはじめ、高校では軽音楽部と合唱部に所属。卒業後は東京に移り、ジャズに興味を持ち、二十歳の時に現在も演奏しているガットギターに出会った。ブラジリアンギターの第一人者、渡辺幹男さんから音楽を学び、ボサノバやサンバなどを演奏してきた。

 バックバンドやスタジオミュージシャン、映画「翔んで埼玉」の挿入曲を手掛けるなど幅広い活動をしながらも、「自身を中心とした音楽を聴いてもらいたい」とライブやCD、YouTubeで発信してきた。

 アルバム「藍碧の空」には歌のないオリジナルのインストゥルメンタルを10曲収録。ギターのほかバイオリンやベース、パーカッションなどの各奏者も参加している。「ボサノバ、サンバ、ジャズなどさまざまなリズムを取り入れたインスト曲で構成しており、年齢に関係なく楽しめるアルバムになっています。また次世代の最高レベルの音質のハイレゾCDとなっています」とPR。CDはタワーレコードのオンラインショップなどで販売している。

 ツアーはバイオリンの吉久亜紀さん、ベースの山根幸洋さん、パーカッションの岡部洋一さんの4人で回っており、関西では京都と和歌山で開催。「エンターテインメントショーとしてライブでしか味わえないものを届けられると思いますので、音楽が好きな方はぜひ」と呼びかけている。和歌山ライブは10月4日の午後7時半から、会場は紀三井寺の和歌山デサフィナード(℡073―441―6166)。前売り2500円、当日3000円。関西ツアーのあと、単独で全国各地を回る。

 今月15日午後6時からテレビ和歌山の「6時のわかやま」でもインタビューや演奏が放送される。

写真=日高新報社編集部でギターを演奏する細田さん