京都市のアニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジオで起きた放火殺人事件を受け、御坊市消防本部は1日から、市内のガソリンスタンドに対し、ガソリンを容器に入れて販売する際、購入者の身元や購入目的を確認し、販売記録を作成するよう要請している。

 「京アニ」と同じような事件の未然防止を図るため、予防課職員が事業所に出向き、説明。薗の春和産業株式会社御坊給油所(三上啓次所長)では通知文やチラシ、記録用紙を手渡し、消防法令の順守徹底や購入者に対して身分証による住所・氏名の確認、使用目的の問いかけ、販売記録の作成を要請した。

 三上所長は「犯罪の未然防止のため、うちでもお客さまに身元や目的の確認をさせていただきますが、ご協力よろしくお願いします」と話していた。

写真=事業者に説明する御坊市消防職員(春和産業御坊給油所で)