県中学校総合体育大会の柔道競技が25・26日、県立橋本体育館で開かれ、個人戦の男子55㌔級で切目中3年の杉本気翼(きよく)選手、男子60㌔級で箕島中2年の尾崎一智選手=由良町里=が優勝を飾った。2人は17日から兵庫県で開催される全国大会に出場する。このほか、日高地方勢では松洋中の2選手が個人戦で2位に入り、8・9日に滋賀県で開かれる近畿大会の出場権を獲得した。

 個人戦は階級別トーナメントで競い、男子55㌔級には13人が出場。杉本君は1回戦不戦勝で、準々決勝は寝技で一本勝ち。準決勝は延長で一本背負いの技ありを奪い、決勝では試合終了間際、鮮やかに大内刈りを決めて一本勝ちした。「調子はよかった。去年は50㌔級で準優勝だったので、今年は雪辱を晴らすことができた。全国では優勝を目指して頑張りたい」と闘志を燃やしている。

 男子60㌔級には13人が出場。尾崎選手は1回戦不戦勝、準々決勝は技ありの足払いから抑え込みに持ち込んで一本勝ち。準決勝では得意の背負い投げで技ありを奪い、決勝も背負い投げで一本勝ちを決めた。「普段通りに自分の柔道ができた。背負い投げに磨きをかけ、全国では1つでも上位に入れるように頑張りたい」と意気込んでいる。

 杉本選手と尾崎選手は近畿大会にも出場する。このほか、日高地方勢は男子60㌔級で松洋中3年の西虹羽(こおう)選手、女子57㌔級で同校1年の北田理侑(りゆ)選手がともに準優勝で近畿大会の出場を決めた。