県内外やアジア・オセアニアの高校生が世界共通の課題について意見交換する県の第5回アジア・オセアニア高校生フォーラムが27日から31日までの5日間、県民文化会館などで開かれる。フォーラムはもともと2014年に日高高校が創立100周年記念事業としてアジア16カ国・地域を招待して開催したのをきっかけとして、翌15年からは県が主催となりオセアニアも加えた20カ国・地域を招いて開いている。
毎年、環境問題、観光・文化などの世界共通の課題をテーマとして設定。事前に各国や県内の生徒たちが1つのテーマを選択して研究してきており、その内容をまずテーマごとに分かれてディスカッション。最終日にはすべての出席者が一堂に会し、各テーマで話し合ってきたことを発表し、質疑応答を行い、より充実した内容にまとめていく。
筆者は日高高校100周年を含め、毎年、取材してきている。同じアジアの国とは言え、さまざまな発想で課題の解決方法を提案してくるので、発表がとても興味深い。日高の生徒たちも堂々と発表できており、何より英語力が向上してきたと思う。最初のフォーラムでは海外の高校生があまりに英語をうまく使いこなしている様子に驚いていたが、年々、日高の生徒も上達し対等にやり取りができるようになってきたと感じる。
参加している国や地域の中には、いまの日本と友好な関係であるとは言えない国もある。長年の国同士の問題も、無垢な若者同士なら障害にならずスムーズな交流ができ、そのことが将来の友好関係構築につながっていく可能性がある。国際的に優れた人材を育成するとともに、参加各国の友好関係構築のためにも今年も意義のあるフォーラムになることを願いたい。(城)


