みなべ町、清川小学校(久保井登美校長)の全校児童21人が17日、服を着たまま泳ぐ着衣泳を体験した。

 川や海に誤って転落したときでも、慌てずに命を守る方法を身に着けてもらおうと、夏休み前に毎年行っている。児童は体操服を着たままプールに入り、服が水にぬれると乾いているときより3倍重くなり、動きにくくなることを経験。先生から「仰向けに、体の力を抜けば浮きます」とアドバイスを受け、4班に分かれてチャレンジ。できる子が浮かべない子に教えるなどして、楽しそうに取り組んでいた。

 6年生の山川一希君は「服を着たままだと泳ぎにくいですが、もしものときは経験を生かしたいです」と話していた。

写真=体操服のまま浮かぶ練習をする児童