美浜町青少年非行防止研修会が13日、中央公民館で開かれ、民生委員や保護司、教師ら約60人が参加した。

 教育委員会、青少年育成町民会議、青少年補導委員連絡協議会が主催。「子どもを虐待から守るために」をテーマに、県子ども・女性・障害者相談センター子ども相談第二課の課長、林口美也子さんが講演した。

 林口さんは、県内の児童虐待受理件数は年々増加しており、昨年度は1327件(9年前と比較すると約3倍)あったことを報告。実際に寄せられた相談を例に挙げ、虐待する親の状況、子どもの精神状態、虐待の影響で薬物依存に陥ってしまうこと、子どもを施設に保護したあとのケアなどを具体的に説明した。

 「私たちは誰もが子どもの命を救う手段を持っています」と、子どもからのSOSを見逃さず、気になる家庭があれば、児童相談所全国共通ダイヤル「189」や役場などに連絡することを呼びかけ、「親も生きづらさを抱えています。責めるのではなく、話をしっかり聞いてあげてほしい。親を支えられる地域で、虐待から子どもを守りましょう」と訴えた。

 講演のあとは、情報交換会も開かれ、相互の連携を密にし、青少年健全育成活動に一層の充実、推進を図った。