高校時代、友達と一緒に浜田省吾のライブに出かけた。1曲目は「A NEW STYLE WAR」。地下から地下へ運ばれた爆弾、国家に養われたテロリスト、成層圏にミリタリーサテライト…新たな時代の脅威を訴えていた。

 その数年後、ベルリンの壁が崩壊し、米ソの冷戦も終わった。さらに30年が過ぎたいま、戦争のスタイルは多様化し、昭和の大戦の大量破壊・殺りくの武力戦だけでなく、新たな戦争が頻発している。

 経済戦争はいままさに米中間で激しさを増し、サイバー戦争は米国、中国、ロシア、イスラエル、北朝鮮が5強国とされ、情報戦では中国、韓国が歴史を捻じ曲げて世界に発信し、日本など周辺国が窮地に立たされている。

 今月、日本は韓国への半導体関連素材の輸出管理を強化した。政府はいわゆる従軍慰安婦強制連行問題、朝鮮半島出身労働者の訴訟判決、賠償命令など一連の韓国側の行為を受けての対抗措置ではないとはいうが、そうであるのは間違いない。と思うのも自然な反応ではないか。

 韓国側はWTO(世界貿易機関)違反だと反発しているが、輸出手続き簡略化の優遇措置を与えていたホワイト国から外し、インドネシアなどと同じ以前の通常の扱いに戻すだけで、一部日本の報道にもある「禁輸」でも「事実上の禁輸」でもない。

 世耕経済産業相は「WTO上、どんな問題があるのか」と首をかしげ、自由貿易に反するという韓国側の批判を一蹴した。当然ながら安倍首相も撤回する考えはなく、撤回に向けた協議などには応じない。

 情報戦はすでに日韓間で勃発している。反日・捏造のミサイルに対し、日本は国益を守るため、国際社会にも向けて事実を淡々と撃ち返せ。(静)