日高町観光協会(金﨑昭仁会長)主催の中学生のホッケー大会、第1回観光協会杯(くえカップ)が23日、荊木のマツゲンスポーツグラウンドで開かれ、県内外の7チームが男女別で熱戦を展開した。

 日高地方のホッケー人口を増やし、観光の振興につなげる目的で初めて開催。開会式で金﨑会長が「楽しくけがのないように頑張ってください」とあいさつした。

 男子の部には箕島、吉備、羽衣学園(大阪)、立命館(京都)の4チームが出場。トーナメントで競った結果、羽衣学園が優勝、準優勝は吉備だった。女子の部は吉備、羽衣学園、立命館の3チームがリーグ戦で対戦し、2戦全勝で立命館が優勝した。準優勝は羽衣学園。

 中学生を対象とした体験教室も開催され、日高地方の丹生、河南、印南から合わせて8人と吉備中から8人の計16人が参加。講師は2012年の全日本メンバーとして、ロンドンオリンピック最終予選に出場した上富田町の坂本博紀さん(31)。スティックの面でボールをバウンドさせたり、ドリブルしたりと基本的な練習で汗を流した。

 河南中3年の宇藤寿宗君は「中学校では卓球部。スティックでボールを扱うのは難しいけど、とても楽しい」、印南中3年の前田晴希君も「初めて体験しました。面白いので機会があれば今後もやってみたい」と話していた。

写真=グラウンドで熱戦を展開(吉備―羽衣学園戦)