北吉田蓮保存会(佐竹成公会長)の第4回観蓮会が22日朝、御坊市藤田町吉田の舞妃蓮の郷はす公園で開かれた。来場者は見ごろの舞妃蓮と芸能を楽しんだ。

 舞妃蓮は、大賀ハスとアメリカ黄バスの王子ハスをかけ合わせて誕生した、御坊生まれのハス。この日は白や薄紅色の花が200輪余りも美しく咲いた。

 佐竹会長、地元北吉田区区長の東岸政一さんがあいさつし、佐竹会長は「これまで4回のうちで、ことしの花が一番素晴らしい」と述べた。芸能の舞台は下垣繁男さんの司会で進行。日高川踊り保存会の「日高川踊り」、公益財団法人日本民謡協会「くろしお会」の三味線、美浜友遊くらぶの銭太鼓が披露された。晴天に恵まれたが、かなり暑くなり、来場者は日傘を差して舞台を楽しんだ。芸能のあとは象鼻杯。風流にかんざしを使って葉に穴をあけ、赤ワインや梅酒に「おいしいです」と笑顔を見せていた。

 23日は午後7時から「古典芸能の夕べ」。菊明会、紫洲流日本明吟会和歌山本部、御坊楽所「和雅楽」が出演する。

写真=咲き誇る舞妃蓮を前に三味線演奏