日高町比井の美術家、吉田恭さん(62)の写真展が22日から9月3日まで、同町志賀(柏)の喫茶店「Coast Cafē楽」で行われる。「建築、装飾に見るフランスの美」をテーマに、今年4月の火災前に撮影したノートルダム大聖堂、ベルサイユ宮殿、オペラ座など19点展示。吉田さんは「作品を通じて、フランス人の芸術に対する発想の豊かさ、こだわりの強さを知ってもらえれば」と話している。
吉田さんは多摩美術大学を卒業後、1987年、青年海外協力隊(美術隊員)でパプアニューギニアに赴任。その後、ODA(政府開発援助)分野に進み、オセアニア、中東、アフリカ地域で実施された技術協力プロジェクトに携わり、通算20年間を海外で過ごした。16年1月から日高町に戻り、現在は母校の日高高校で非常勤講師(海外交流アドバイザー)を務めている。
吉田さんは妻がフランス人で、同国とのかかわりが深く、フランスには、多くの美しい古い建物があることを地元の人に知ってもらいたいと思い、Coast Cafē楽のオーナーで同級生の湯川克巳さん(62)の協力で作品展を開催することになった。作品は11年から今年にかけて撮影した多くの写真の中から、中世~現代の代表的な建造物19点の画像を補正し、アーティスティックな作品に仕上げられている。
作品には建造物の概要や時代背景などを書いた説明文も添える。吉田さんは「バラエティーに富んだ建築や装飾の美しさに焦点を当てています。古い建物も新しい建物にも芸術性があり、日本人とはまた違うフランス人の芸術センスを見ていただければ」と話している。
入場は無料。期間中飲食した人は、後日使用できる100円割引券をもらえる。
展示時間は午前10時から午後6時まで。水・木曜定休。詳しくはCoast Cafē楽℡0738―64―2659。
写真=ノートルダム大聖堂の写真と吉田さん


