県、県社会福祉協議会、㈱セブン―イレブン・ジャパンの3者は、「商品寄贈による社会福祉貢献活動 寄贈品に関する協定」を締結。生活困難者への食品・物品支援として19日、御坊市福祉センターで中紀エリア各町社協の物品配分が行われた。

 協定は12日、県庁で締結。生活に困難を抱えた個人・世帯等の支援が目的で、セブン―イレブン店舗の改装時などに発生した加工食品や雑貨の一部を県社協に寄贈、各市町村社協の協力で社会福祉に関係する団体や施設等に配分する。

 中紀(日高・有田地方)には加工食品・飲料・菓子等18箱、生活雑貨等6箱の24箱が配られ、この日は市福祉センターに各町社協職員ら25人ほどが訪れて配分作業を行った。

 まず市社協の吉本啓二事務局長が協定の概要や配分の手順を説明。県社協の岩﨑有吾主事が「配るだけで終わらず、これが支援活動への呼び水、きっかけとなればと思う。支援を必要とする人になるべく行き渡るようによろしくお願いします」と話し、配分先と内容を後日県社協に報告するよう求めた。その後、希望する加工食品や洗剤等の生活雑貨など、希望する品に各社協が付箋を張るなどしながら分けていった。

 御坊市社協では、市内の高齢者等のグループホームに配る予定にしている。

写真=中紀に配分された加工食品等