日高川町の和歌山南陵高校スポーツコースの2年生19人が11日から、みなべ町特産の南高梅の収穫を体験しており、人手不足に悩む産地の助っ人として活躍している。

 みなべ町は南高梅の日本一の産地で、6月から7月にかけて1年で最も忙しい時期だが、近年は後継者問題だけでなく、梅取りや梅拾いのアルバイトの人手も足りない状況となっている。同校の竹下遼教頭と県農協青年部協議会長を務める中早大輔さん(37)=岩代=が会議で同席した際、地域とのつながりを重視する同校の方針と、短期間でも手助けになると、両者の思いが一致して実現した。

 生徒は2、3人ずつ7班に分かれ、町内のJA紀州青年部員の7軒でお手伝い。清川地内の山本宗一郎さん(31)宅では、ともに野球部の中村隼大君(福岡県出身)と島袋音君(沖縄県出身)の2人が訪問。初日は落ちた梅を拾い、2日目の12日は青梅をもぎ取る作業に汗を流した。

 2人は「和歌山は梅が特産ということを知り、いい経験をさせてもらってます。作業は楽しいです。これからも機会があれば手伝いたいです」と笑顔。山本さんは「助かります。高校生に梅のことを知ってもらういい機会。農業を将来の職業の一つの選択肢に加えてもらいたい」と頼もしい助っ人を歓迎していた。

 作業は13日まで3日間行う。

写真=清川で山本さんの指導で青梅を収穫する南陵高校の生徒