日本三美人湯の龍神温泉と世界遺産・高野山を舞台にした壮大な景色が楽しめる第3回高野山・龍神温泉ウルトラマラソンが9日、田辺龍神村などで開催され、900人以上のランナーが50㌔と100㌔の難コースに挑戦した。
ウルトラマラソンは、フルマラソン以上の距離を走るマラソン。100㌔は高野町を出発して龍神村で折り返し、50㌔は龍神温泉「季楽里龍神」近くをスタートして高野町がゴール。全国から健脚自慢がそろい、高低差824㍍のアップダウンコースに挑んだ。
50㌔の部では、途中に20カ所設けられたエイドステーションでみなべ町特産の疲労回復効果がある梅干しなどを用意し、ランナーを後押し。高野町のゴール地点では、龍神温泉の特設足湯や温泉コーヒーも好評だった。
今回初参加で50㌔を見事完走した日高川町の会社員の女性(42)は、「すごくしんどかったですが、制限時間内にゴールでき、本当にいい経験になりました。これからつらいことがあっても、このしんどさを乗り越えられたので頑張れそう。来年は景色が楽しめるように、練習したいです」と笑顔で話していた。
写真=一斉にスタートする50㌔の部参加者