みなべ町山内のホテル&リゾーツ和歌山みなべのリゾートコンシェルジュ立山奈木歌(なぎか)さん(58)が、人前式を行う最高の資格で、全日本ブライダル協会が認定するエグゼクティブミニスターを取得した。この資格を持つのは近畿で初、日本全国でも4人目。発声や立ち居振る舞い、新郎新婦の共通点などを盛り込んだオリジナルの祝辞の内容などすべて高い評価を受けた。

 ミニスターは、挙式スタイルの一つであるシビルウェディング(人前式)をつかさどる司式者で、デザイナーの桂由美さんが会長を務める全日本ブライダル協会が認定している資格。ミニスターの資格を持って初めて人前式を行えるようになる。

 17年前からホテル&リゾーツ和歌山みなべで働く立山さんは、宿泊客らに県内の観光案内や楽しみ方を提案するリゾートコンシェルジュとして活躍している。

 「ミニスターになってみないか」と当時の支配人から声をかけてもらって勉強を始め、2016年9月、県内の女性で初めてミニスターを取得。コンシェルジュとミニスターという二足のわらじで活躍の場を広げた。

 常にチャレンジ精神を持つ努力家で、「いつかは最高のエグゼクティブミニスターになって新郎新婦を送り出したい」とスキルアップを目指して経験と研さんを積み、2年後にはシニアミニスターに合格。さらに高みを目指し、3月にエグゼクティブミニスターの試験に挑んだ。実際の人前式での司式の様子を収めたビデオや審査員の前での実技で判定され、拍手が湧き起こる振る舞いを披露。4月に認定の知らせを受けた。

 ウエディングという人生の門出を祝うセレモニーをつかさどるため、大きな声、聞き取りやすい口調、立ち居振る舞い、祝辞の内容などすべて求められる中、立山さんはすべて最高級。中でもとくに優れているのが、祝辞の内容で、ありきたりの決まり文句ではなく、プランナーから新郎新婦の共通の趣味やエピソードなどを聞き、2人らしさを引き出す祝辞を贈っている点がとくに高評価を受けた。エグゼクティブミニスターは、今度は審査する立場になり、ミニスターの講義も行えるようになる。

 立山さんは「子どものころから声楽やクラシックバレエなどの習い事をしていたことも役立ちました。ミニスターになったときからの夢がかないました」と笑顔いっぱい。「式の最後に『新郎新婦、退場』と発するのですが、いつも『出発進行』の思いを込めています。歩き出す2人の背中に、幸せになってほしいという思いをこれからも持ち続けていきます」と話している。

 19日にはブライダル相談会、7月に25周年を迎えることにちなんでお得なウェディングプランもあり、気軽な問い合わせもPRしている。

写真=エグゼクティブミニスターの認定を受けた立山さん