小学生サッカーチーム・サザンクロスの竹谷竜児監督(34)が中心となって、中学生が気軽にサッカーを楽しめるスクールを4月から印南町若者広場で開講している。日高地方ではサッカー部のある中学校が1校だけで、クラブチームも少なく、中学生年代に機会を提供しようとスタートさせた。週1回ながら、毎回十数人が集まっており、サッカー人口増につながると期待されている。
日高地方では小学生サッカーはまだまだ盛んで、7チームに多くの子どもたちが所属している。ただ、中学生になると競技人口は大幅に減少。気軽にできる環境とはいえないのが要因で、学校の部活にサッカー部があるのは御坊中だけ。クラブチームはベロー・ラ日高、由良FCの2チーム、田辺のカナリーニョに所属する選手もいるが、「サッカーは好きで部活にあれば続けたいが、クラブチームに入ってまではなかなか続けられない」という子どもたちが多く、そのままサッカーをやめてしまうケースが多い。再び高校でサッカー部に入る選手もいるが、中学3年間のブランクがネックとなって入部しない場合が多く、中学生年代の充実が日高地域の課題の一つとなっているのが現状だ。
竹谷監督は「せっかく小学校でサッカーを好きになった選手たちに、少しでも長く続けてもらいたい」との思いから、昨年度のサザンクロスOBの保護者らと一緒にスクールを開くことにした。毎週月曜午後6時半からナイターで行っており、サザンクロスのOBら毎回10人以上が集まっている。部活では陸上などほかの競技をしているが、サッカー好きばかりで、ミニゲームでは笑顔いっぱいに楽しむ姿がみられている。高校でまたサッカーをやりたいという選手もいて、今後につながるいい機会になっている。
参加費無料で、スポーツ保険加入料だけ必要。いまは印南町、みなべ町、御坊市名田町のサザンクロスOBだけだが、地域や男女は問わず、初心者も大歓迎。「指導が目的ではなく、自分たちで楽しんでもらえるように、ミニゲームを中心にしています。高校にもつながってほしいので、見学や体験だけでもいいので気軽に遊びに来てください」と話している。
写真=楽しくボールを蹴る参加者

