日高地方の地域活性化イベント、御坊日高博覧会の高校生おんぱく部が、ゴールデンウイーク最終日の5月6日、スターチスを使って世界一大きい「花冠」作りに挑戦する。

 「花のまちごぼう」をアピールしようと、メンバーが発案、企画した。昨年、宮子姫をイメージしたフラワーアートでギネス記録に挑戦することを計画したが、認定に費用が掛かりすぎるため断念していた。

 今回挑戦するのはフラワーアートではなく、花で大きな輪を作る「花冠」。現在のギネス記録は直径6・148㍍で、これを上回る6・5㍍にチャレンジする。

 紫やピンク、黄、白など7種類のスターチスを使い、高さ50㌢、幅50㌢のドーナツ型の冠を作る。32個をつなぎ合わせれば輪になるよう設計されている土台は、谷口組(谷口光代表)が制作した。土台にボンドでオアシスを張り付け、スターチスのガクを差し込んで完成させる仕組み。スターチスはJA紀州や名田町の生産者から提供してもらい、メンバーが連日、湯川町財部のおんぱく事務所に集まり、大人メンバーにも手伝ってもらって準備を進めている。

 ゴールデンウイーク最終日の5月6日、御坊小学校体育館で多くの人に協力してもらって完成させる。時間は午前9時半から正午、午後1時から4時までの2部構成。オアシスにスターチスを差し込む簡単な作業で、年齢を問わず誰でも参加できる。完成すればいろんな日本一を認定するインターネットサイト「日本一ネット」に申請し、認められればサイトに掲載され、ごぼうのまちのアピールになりそうだ。

 中心メンバーの山下千春さんと石田聖葉さん(ともに日高高校3年)は「多くの協力がないとできないので、ぜひ来てほしい。一緒に世界記録を更新しましょう」と協力を呼びかけている。参加申し込みはおんぱく事務所℡0738―20―4972。当日参加もできる。

写真=土台にオアシスを張り付けるなど準備作業するメンバー