印南町印南原の雨乞山で13日、地元有志でつくる稲原さんぽみちの会(谷章資会長)の雨乞い儀式のイベントが行われ、メンバーを含めて町内外から17人が参加して楽しんだ。

 雨乞山はJR稲原駅から北約300㍍にあり、山頂にほこらが祭られている。雨乞いの儀式は古くから地元に伝わり、おととしの御坊日高博覧会(おんぱく)で復活。ことしは地域活性化のイベントとして開催した。

 参加者は稲原駅から歩いて登り、ほこらに手を合わせたあと、儀式を体験。仮装して輪になり、一人ずつ「あめ、たんべ、しょこばい」と声を出して手をたたいた。終了後、菓子まきもあり、盛り上がった。

写真=雨乞いの儀式を体験する参加者