みなべ町を走っているみなべコミュニティバス(コミバス)の利用者が年々減少し、2018年度の年間利用者数は本格運行を始めた07年度以降で最少の3862人だったことが、町のまとめで分かった。前年度比20%減、ピークだった08年度の約4割。運行関係者は「運転免許を持っている高齢者が増えているのではないか」と話している。

 コミバスは交通弱者の活動支援を目的とし、05年10月から試験的に導入。07年4月から本格運行を始めた。デマンド方式(予約制)で、料金は大人300円、小学生150円、乳幼児は無料となっている。町の中心部、岩代、山間部西部(高城)、山間部東部(清川)の4ルートがある。

 これまでの利用者数をみると、07年度は8964人、08年度は過去最高の9021人と導入当初は好調だったが、翌年の09年度は8827人、10年度は8488人と減少し始め、11年度は7235人と8000人を割った。以後も減少が続き、15年度は6512人、16年度は5495人、17年度は4853人と右肩下がりで推移している。

 ルート別でみると、山間部東部は1483人(前年度1601人)、同西部は838人(同1226人)、岩代513人(同757人)、町中心部1028人(同1269人)で、いずれも減少。最も前年度からの減少率が高かったのは岩代地区で、32%だった。月別では8月が一番多く356人、最も少なかったのは1月の272人。それほど大きな差はみられず、年間を通じて通院などに利用されているという。

 減少の要因としては「利用していたお年寄りがお亡くなりになったりしているほか、運転免許を持っている高齢者が多いのではないか」と分析している。

写真=町内を走っているコミュニティバス