県議選は2日、早くも中盤入り。御坊市選挙区は共産党新人の楠本文郎候補(64)と自民党現職の中村裕一候補(59)が激しい舌戦を繰り広げている。期間中唯一の“選挙サンデー”となった31日は、両候補とも市内全域で街宣、街頭演説を精力的に展開。楠本候補は「国保引き下げを」、中村候補は「自民党の私に任せて」と支持拡大へ声を張り上げた。
楠本候補は、街宣カーを走らせたほか、各ポイントで街頭演説。御坊市役所前の交通量の多い国道42号沿いに立ち、通行する車に向かって政策を訴えた。日高川水系の河川整備については「湯川や藤田、御坊など大雨が降るたびに浸水する状態になっている。整備計画はすでにできているので、県議会で早期実現を訴えさせてください」と主張。国民健康保険については「高すぎる料金を引き下げるため、県議会で発言させてください」と訴え、「これらの政策は1人だけでは実現できない。皆さんの願いが大きな力になって行政を動かすことを市議会議員時代に学びました。県議会の際には、市役所を訪ねて市長や各課長からしっかりレクチャーを受けて市民の願いを聞き取り、市民の目線になってそれらの願いを実現させていきたい」と力を込め、支持を呼びかけた。行き交う車からは手を振って応援する姿も見え、楠本候補も「おおきに、おおきに」と手を振って応じていた。
中村候補は朝から名田、塩屋、午後からは旧御坊町内や湯川町など市内全域を街宣。車の入らない細い道では車から降りて積極的に市民とスキンシップを図った。街頭演説は10カ所以上で実施。名田町野島地内の国道42号沿いや薗地内の松源御坊店駐車場では、ドライバーに手を振りながらマイクを握り「市民のための大切な1議席、自民党の私にお任せいただきたい。何でも反対の共産党には任せられない。石にかじりついてでも守り抜いて、県民のために働く覚悟」と支援を要請。「これまでどこへでも駆けつけて話を聞き、市民の願いを県政に届けてきた。この姿勢はこれからも貫く」と強調し、「議会報告会を小学校単位で開き、皆さんと触れ合う機会を増やすことを新たに約束します。高齢者や子育て世代の支援の拡充、農業や漁業者らの所得向上へ精いっぱい働く」と力強く抱負を述べた。無投票当選した他選挙区の県議も応援にかけつけて支援を呼びかけた。
写真=市役所前で政策を訴える楠本候補㊤と松源御坊店前で手を振る中村候補



