南部高校(浜野仁孝校長)で16日、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証「JGAP(ジェイギャップ)」の認証公開審査会が開かれた。審査員が同校を訪れ、対象品目の梅について、農薬や肥料の適正な管理、作業の安全性などをチェック。同校では「認証されると、信頼ある梅が生産されていることのお墨付いただける。外部にもアピールできる」と話している。

 JGAPは「Japan Good Agricultural Practices」の略で、直訳すると「良い農業の実践」。生産者団体が活用する農場・団体管理の基準となる認証制度で、農林水産省が導入を推奨する農業生産工程管理手法の1つ。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックの選手村で使われる食材の調達条件にもなっている。現在、県内では2企業が認証されている。県内の高校で取得しているところはまだない。

 同校は、2017年4月に「食と農園科」が新設。認証されれば、農場で生産される梅が「適正に管理された信頼ある農産物」と認められることになり、梅のさらなる普及につながることが期待される。同校の農場には10㌃の梅畑があり、梅で取得できれば、将来的には他の作物についても認証を受けていく考えがあるという。

 審査会では、浜野校長が「南部高校は特産の南高梅と関わりが深く、同校の教諭だった竹中勝太郎氏は南高の名付け親といわれている」とあいさつした。このあと公開審査に移り、教育関係者やJA関係者が見守る中、㈱北海道有機認証センター・北海道GAP認証センターの審査員から梅の栽培に関して農薬の使用、生徒への安全な作業の指導、万一の事故への備えなどの適合基準について口頭で問われ、担当教諭が対応した。農場内の梅園や倉庫についても現場確認した。

 認証の可否については、後日学校に連絡がある。

写真=審査員の質問に対応する担当教諭ら