年間で一番冷え込みが厳しくなるこの時期、由良町の衣奈漁港で風物詩となっているワカメの天日干しが始まった。

 毎年11月下旬、ロープにワカメの種付けをして沖合の海に沈めて育成。1月下旬から2月下旬まで水揚げされる。天日干しはまず、ロープにつるしたまま2日ほど行う。風が表面の海水を乾かすので、冷たい風が強く吹く日が適しており、厳しい寒さの中、ワカメが絡まないようほぐす作業を一日に3、4度繰り返す。その後は一本一本丁寧に根の軸と先を切って、ござに並べ、2次干しを2日間行う。

 切った軸はつくだ煮に加工し、名物「衣奈そだち」になる。衣奈のワカメはやわらかいのが特徴で人気。2次干し作業を行っていた小林美鈴さんは、「ことしもおいしいワカメができました。もうすぐ出荷できます」と話していた。

写真=ワカメをほぐして天日干し