2018年もあと2日。日高地方は年明け早々、日高町のクエ鍋が全国コンテストでグランプリに輝き、明るいニュースが飛び込んだが、2月には御坊市の民家で裸の女性の遺体と意識不明の男性が見つかり、世間を騒がせた。夏には猛暑に続いて台風が直撃。多くの人が長期の停電被害に遭った。一方、ことしもふるさとのアスリートが活躍し、野球では御坊市出身の選手が甲子園で春夏連覇を達成。平成最後の納刊に、希望に満ちた新年を願い、この1年を振り返る。

 1月 27、28日に埼玉県和光市で開催された日本最大級の鍋料理コンテスト「ニッポン全国鍋グランプリ2018」で、来場者投票の結果、「本場和歌山県日高町の天然クエ鍋」がグランプリ(金の鍋賞)に輝いた。前評判通りの大人気で2000食分が完売。名物を全国に発信した。

 2月 2日昼、御坊市藤田町藤井の民家で、この家に住む67歳の女性の変死体と80歳の男性が意識不明の状態で倒れているのが見つかった。翌3日、男性の交際相手だった64歳の女が男性に対する別の傷害容疑で逮捕されたが、真相は分からないまま。高齢男女の三角関係は謎が謎を呼び、日高地方にとどまらず全国的な話題となった。

 4月 任期満了に伴う日高町長選が17日に告示され、現職の松本秀司氏(62)=志賀、1期=が無投票で2選。同じ日、日高川町議選も告示され、こちらも現職11人、元職1人の計12人が無投票当選が決まった。

 7月 記録的な猛暑が続き、全国で22日までに昨年と比べて1・7倍近い人が熱中症とみられる症状で搬送された。16日から22日までの1週間では昨年同期比3倍以上。日高地方でも消防が予防対策を呼びかけた。

 8月 21日、第100回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)の決勝があり、和歌山日高ボーイズ/マリナーズOBの小泉航平選手(3年、河南中出身)がベンチ入りする大阪桐蔭(北大阪)が金足農(秋田)を13―2で破り、史上初となる2度目の春夏連覇を達成した。

 9月 4日、非常に強い台風21号が県内を暴風域に巻き込みながら北上。日高地方でも最大瞬間風速50㍍以上の猛烈な風が吹き、飛ばされた看板や屋根が街中に散乱。電柱や大木が倒れ、トラックも横転した。ほぼ全域で発生した停電が長期化し、住民の生活を直撃。コインランドリーには大行列ができた。

 10月 25日、プロ野球ドラフト会議で、御坊市出身でトヨタ自動車の富山凌雅投手(21)=和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガースOB、九州国際大付高卒=がオリックスから4位指名を受けた。

 11月 任期満了に伴う知事選は25日に投票、即日開票され、無所属の現職仁坂吉伸氏(66)=和歌山市東高松=が、同じく無所属の新人候補を破って4戦を決めた。

写真=台風21号の暴風で倒れた電柱(9月4日、日高町小中)