取材中、「スマホのデータが消えちゃったから、山ちゃんから教えて貰ったんだけど、そっちのアドレス…○○○(筆者のメールアドレス)で合ってる?」とメールが入った。2分後、知り合いから忘年会のお誘いメールが届いた。2通のメールを取材が終わってから続けて読んだところ、とんだ勘違いをしてしまった。知り合いのスマホにトラブルがあって、「山ちゃん」に筆者のアドレスを聞いて送信してくれたと誤解。今回のケース、年末で仕事が忙しく欠席させてもらうことになるため、メールでは失礼なのですぐに知り合いに電話。「電話壊れたんですか」と問うと、「何いうてんの? それワシちゃうで」と全く話がかみ合わなかったことから、最初のメールは迷惑メールであると確認できた。

 筆者とその知り合い双方が知っている人に「山ちゃん」と呼べるような人がいる。それに年末の慌ただしさが加わり、騙されそうになったのだ。この迷惑メールに返信すればどうなるのかは分からないが、忙しいときに少しでも時間をとられたことは腹立たしい。

 それなりの容姿、身分の独身の人に「悲しませた異性の人がいますね」と質問する。大方の人は身に覚えがあり、ドキッとする。よく考えると、誰もが思い当たる質問なのだが、あらたまって問いただされると動揺してしまう。「山ちゃん」も、どこにでもありそうな愛称。「当たり前」を狙ってくるあたりも迷惑メールは巧妙だ。

 相手を騙す場合、誤解、錯覚、勘違いなど心の隙が突かれる。騙されないためには、とにかく確認が大事。電話一本だけでも全然違うので、とくに師走は気をつけたい。(賀)