12月も残り少なくなった。ことし1年を振り返ってみると、女性の活躍が目立った年だったのではないだろうか。特にスポーツでは、2月に韓国で開催された平昌冬季五輪で金メダルの4種目中3つが女子選手。カーリングで銅メダルを獲得した女子団体も「そだねー」という言葉がことしの流行語大賞に選ばれるなど注目を集めた。9月にはテニスの大坂なおみ選手が全米オープンで優勝を果たし、日本中を沸かせた。

 日高地方では、去る15日に小学生女子の球児が出場する「第1回梅の里ガールズベースボール大会」が開かれ、地元の日高ドリームガールズが優勝。同日に行われた読売センターみなべ杯少年野球大会の決勝でも龍神AチームがみなべAチームを2―1で下して優勝したが、龍神の2点は女子2選手のタイムリーだった。30~40年前までは、子どものスポーツは男の子が野球、女の子がバレーボールというのが定番だった時代もあるが、近年では女の子が野球やサッカーなどで頑張っている姿は珍しくなくなった。

 こうした傾向はスポーツだけでなく、職場などでも同じことだ。戦時中の日本は男尊女卑の考えが強く、女性は男性を陰ながら支え、控えめで自己主張しないということが求められた。しかし、現代社会では女性の視点を生かすことでいろいろな面が変化してくる可能性がある。特に企業活動や、防災面などでも注目されている。

 役場などをみると、近年は女性の管理職は増えているが、男性に比べるとまだまだ少ない。地域でも少子化高齢化、産業の振興など課題が山積している。今後、女性の社会進出が一層進めば、懸案の問題でも違った方向からの打開策が見えてくるのではないだろうか。(雄)