みなべ町西本庄、須賀神社(前芝弘知宮司)に13日、県美術家協会会員の田辺市下三栖、岡本里美さんから来年の干支のイノシシが描かれた大絵馬(横180㌢、縦140㌢)が奉納された。今回初めてで、本殿に飾り付けられた。岡本さんは「参拝者に喜んでもらえるように楽しんで描くことができた」と話している。
岡本さんは6、7年前から日本芸術院会員の清水達三氏に師事して日本画に取り組んでいるが、以前は陶芸の作品づくりに打ち込んでいた。10年ほど前から須賀神社を参拝に訪れるようになり、これまでにも同社に陶芸作品を寄贈していたほか、4年前からは干支を描いた色紙も奉納していた。ことしの春ごろ、前芝宮司から「絵馬を描いてもらえないか」という依頼を受けて快諾。1カ月ほど前から作品づくりに取り組み、水に強い絵の具を使って描いた。勢いよく駆けるイノシシのほか、みなべ町らしい紅白の梅や松なども描き込み、「開運」などの文字を入れて仕上げた。枠の製作は同町晩稲、建具屋の川畑豊さんが行い、本殿の外に飾り付けた。岡本さんは「ご縁の深い神社に役立てていただけるようにと一生懸命に描きました。もともと神社が好きで、制作中の時間は楽しくて幸せな時間でした」と振り返っていた。
この日は岡本さんのほか総代長の植野弘志さん、川畑さんの3人が同社を参拝し、奉告祭が執り行われた。前芝宮司は「大絵馬を心待ちにしていました。よい新年を迎えられます」、植野総代長も「立派な絵馬をいただき、大勢の参拝者に喜んでもらえます」、川畑さんも「立派な絵馬を入れる枠を作れて光栄です」と話していた。
写真=本殿に飾られた大絵馬(岡本さんは左から2人目)


