治山、林道の優秀な工事の施工事業者らをたたえる日本治山治水協会などが主催する「治山・林道コンクール」の治山事業の部で、日高川町船津の株式会社清水(清水達成代表取締役)が同協会会長賞を受賞した。

 治山・林道コンクールは日本治山治水協会と日本林道協会が主催。治山事業と林道事業の部門別で優秀な工事の施工者や木材使用事業者をたたえ、治山事業は民有林治山工事の施工技術の向上を目的に、本年度は全国から推薦された43件の工事の審査が行われた。

 ㈱清水の工事は、日高川町初湯川坂本地内の猪谷川水辺公園近くで、2017年度に行われた復旧治山事業。雨で崩れた山腹約0・15㌶を復旧、自然な山に戻すための緑化機能も併せたモルタルの法枠を吹き付けた。

 本年度、治山事業の部で和歌山県から推薦されたのはこの工事だけで、川沿いの急な斜面という難しい現場条件下、十分な強度と確実な緑化など高品質の技術が評価された。

 日高振興局で20日、岡田和久農林水産振興部長から清水代表に賞状と記念品が伝達される。