御坊市議会は12日、議会運営委員会(山本直治委員長)を開き、議員定数について活発に議論。山田勝人議長が「2人削減」、田端卓司議員が「時間をかけて審議すべき事項」と削減派と慎重派それぞれの立場からたたき台を提案し、委員一人一人が考えを示した。採決は取らなかったが、削減に明確に賛成派は2人、「もっと議論すべき」など慎重派が5人と多数を占め、13日に全員協議会を開いて議論することにした。

 共産党の田端議員は「任期が残り1カ月と迫る中、急に削減案が浮上したが、もっと時間と期間をかけて審議すべき事項。(現時点で市議選への出馬表明が定数ちょうどの14人)選挙してこそ議員だとは思うが、定数削減と選挙は別」と削減に慎重な立場で提案。山田議長は「議員は選良、選挙で選ばれてこそ議員」とした上で、「新庁舎建設などを控える中、行革の一環として、また前回定数を減らして12年が経過し、この間に人口が3000人以上減っている。現職議員の辞職で現在1人減の13人だが、議会や委員会運営に支障は出ていない。定数削減を提案する」と削減の立場でたたき台を出した。委員からは削減、慎重それぞれの立場から多数の意見が出された。委員一人一人が発言し、賛成派は山田議長と西本和明議員の2人。西本議員は「選挙で選ばれるのが議員。選挙戦にならない可能性があり、定数を減らすべき。2人削減が望ましい」とした。

 慎重派は田端議員、向井孝行議員、松本隆史議員、平井俊哉議員、小池佐左夫議員の5人。向井議員は「削減するなら2人。委員会構成もすべて改革が必要で、いまの状態で単に議員を削減しても意味がない。行革なら報酬を削減すればいい。いろんな意見があり、この状態で減らすのがいいのか」、松本議員は「来年5月に元号が変わり、市町村合併促進の動きも出てくると思っている。法制度も変わってくる中で定数を決めていけばいい」、平井議員は「行革も選挙も必要だが、削減によるデメリットもある。削減することで活発な議論が薄まることが懸念される」、小池議員は「もっと議論する場を開いてから方向性を出した方がいい。市の現状から議員定数が多いのか少ないのか、もっと研究する必要があり、現時点では納得しづらい」など現時点では削減には賛成できない考えを示した。

 議会運営委員会としての方向性は出さず、13日に全員協議会を開いて全議員で議論する。削減案を提出するとなると、議員提出議案として最終日に提出して採決となる。委員会に付託して継続審査となれば来年1月に改選となるため、事実上の廃案となる。

写真=定数について活発に議論する委員