由良町観光協会(丸宮信幸会長)の重山ハイキングが9日に神谷側の登山口をスタートに行われ、親子連れやスタッフら28人が参加した。

 由良湾の北側に位置する重山は、海抜262・5㍍で「由良富士」とも呼ばれる。道中はゆら語り部クラブの大野治代表が案内し、8合目付近では神谷を見下ろす絶景を堪能。携帯電話のカメラで撮影する姿が見られた。山頂で特産のミカンを食べて休憩したあと、糸谷側へ少し下山したところから里方面を眺望。由良湾内に海上自衛隊の潜水艦が浮かんでいる様子を見ることができた。再び山頂に戻って平安時代に建立された重山観音も参拝し、地元の歴史ロマンに思いをはせた。このあと下山し、参加者特典のクエ鍋を味わった。

写真=重山の8合目から神谷方面を見下ろす参加者