印南町の真妻地区では、美しく色づいた千両の収穫がスタート。栽培農家は正月用の出荷に向け、刈り取りや選別作業に追われている。
JA紀州みなべいなみ花き部会千両部長の中畑隆一さん(66)=印南町崎ノ原=の畑でも、先月26日から刈り取りがスタート。JA出荷は今月7日から中旬までで、大阪、名古屋、東京などへ出荷される。
「真妻の千両」は他県産のものに比べ、実と葉の色が濃く、茎が細いのが特徴で、「繊細で美しいコントラスト」と市場で評価されている。ことしは年初の積雪や台風で、栽培施設が損壊する被害もあり、収穫量は例年より減少傾向。朝昼の寒暖差も小さいので実の色づきは遅め。JA紀州では、4000万円(前年比97・5%)を販売目標に掲げている。
中畑さんは「千両は町の花でもあるので、栽培農家の高齢化問題はあるが、部員一同、力を合わせて、絶やさず生産し続けたい」と話していた。
写真=千両の刈り取りをする中畑さん


