ハロウィンをテーマにした「ごぼう商工祭2018」が27日、御坊市本町商店街で開催され、好天にも恵まれ多くの人が来場してにぎわった。メインのハロウィンパレードでは、かわいく仮装した子ども、凝ったメイクや衣装の大人まで約500人が商店街をダンスしながら練り歩き、昭和のころの商工祭を思い起こさせるにぎわいとなり、大いに盛り上がった。

 昼パレードは午後1時からスタート。御坊小学校正門前にはさまざまな仮装をした500人がずらりと並び、本町商店街を2チームに分かれて歩き、ダンスパフォーマンスを披露するなどして盛り上げた。子どもたちはピーターパン、ドラキュラ、ミニオン、スーパーマリオ、ゲゲゲの鬼太郎、アラレちゃんなどテレビでおなじみのキャラクターに扮し、かわいい姿に沿道の見物人は目を細めていた。大人は凝った仮装が目立ち、メイクを施したゾンビやポリス、スパイダーマンなどユニークに変身して子どもたちに続き、商店街をジャック。商店主も仮装してハロウィンの雰囲気たっぷりで、「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ)」と言う子どもたちに菓子を配った。来場者は「商店街にこんなに人が集まるのは、久しぶりに見ました」とにぎわいに笑顔いっぱいで話していた。午後5時からの夜パレードも活気があふれた。

 御坊日高のおいしい食などが集まる「うまいもんマルシェ」は18店がテントを張り、行列ができる人気ぶり。同時開催の紀州地酒フェアも飲み比べする人でにぎわっていた。メインステージでは和歌山南陵高校空手部の演技、フラメンコ、沖縄エイサー、ダンススタジオのメンバーによるダンスパフォーマンスなどが披露された。ミュージックフェスティバルでは各バンドのライブで盛り上がり、ふわふわ遊具やポン菓子、ハロウィンアート作りは子どもたちに好評だった。紀州鉄道ハロウィン列車も満席の人気。高校生おんぱく部のキャップアートも多くの人の協力で完成、展示され、見物客らが眺めていた。

 ハロウィンをテーマにした商工祭は昨年初めて開催され、あいにくの雨のため終了時間を繰り上げるなどしたが、ことしは大にぎわいとなった。

写真=仮装集団がハロウィンパレードに出発