取り外せるようになっている、ドライヤーの送風口がどこを探しても見つからない。1歳半の娘が知らないうちにごみ箱に捨てた? まあ当面は困らないからいいかと、放っておいたが、これでは髪を乾かすのに時間がかかってしまうらしい。

 自宅のドライヤーの送風口には風を集める外側の部品以外に、内側にキャップのような部分もあった。この部分、あってもなくてもいいと思っていたが、実は髪を速乾させるのに重要な役割を果たすそうだ。これで風のスピードに変化を与える仕組みになっており、髪がばらけて早く乾かせる。最近、乾かす時間が少し長くなったと感じていたのは、髪が伸びてきていただけでなく、ドライヤーの方にも原因があった。

 日本製品は値段にかかわらず、使用する人の身になって繊細に製造されているものが多い。日本人は気が付きにくいが、インバウンドを含む外国人には違いがよく分かるみたい。ちょっとしたものでも「メイドインジャパンは素晴らしい」と高い評価を得ている。

 外国人に人気の日本製品。ドライヤーをはじめ、タオル、水筒、ボールペン、チョコレート、鉄道車両などもそうだといわれる。それぞれ吸水性と肌触り、強度と保温性、滑らかな書き心地、安くてもおいしい、快適なシートなどが喜ばれ、インバウンド増にも一役買っている。

 簡単に手頃な値段で手に入れられ、毎日のように使っているものだと、その製品が持つ素晴らしい価値を見過ごし、ありがたさも感じにくくなる。セールスポイントに鈍感ではせっかくの製品も宝の持ち腐れになる可能性が出てくるので、右肩上がりのインバウンドに対応するためには勉強しておきたい。(賀)