25日のプロ野球ドラフト会議で、御坊市出身でトヨタ自動車で活躍している富山凌雅投手(21)=和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガースOB、九州国際大付卒=が指名されるか、注目されている。

 富山投手には全12球団から調査票が届いており、ドラフト指名予想でも複数球団から名前が挙がっている注目の左腕。日高地方出身のプロ野球選手がまた一人誕生するか、関係者の期待が高まっている。

 富山選手はことし8月にインドネシア・ジャカルタで開催されたアジア大会野球の日本代表「侍ジャパン」にも選ばれた逸材。御坊ボーイズ所属の御坊中3年のときには、日中友好親善少年野球試合の日本代表メンバーに選ばれた経験がある。高校は九州の強豪、九州国際大付に進学。2015年夏の甲子園ではエースとしてチームをけん引し、ベスト8入りを果たした。

 16年にトヨタ自動車に入り、1年目で都市対抗野球大会優勝。2年目の昨年は第43回社会人野球日本選手権で3大会ぶり5度目の優勝を経験。決勝進出がかかった大事な準決勝、NTT東日本戦で先発を任され、140㌔台の速球と変化球を武器に8回を3安打無失点に抑える快投を披露。投手10人に贈られる優秀賞も受賞している。

写真=ドラフト会議注目の富山投手