本年度の全国防犯功労表彰が決まり、みなべ町では北道の三前雅信さん(72)が防犯栄誉章の銀章を受章した。みなべ地区地域安全推進員、みなべ交番連絡協議会委員などの活動を通じ、長年にわたって身近な防犯活動に尽力していることが認められた。西岩代の尾﨑剛通さん(69)も銅章を受けた。

 三前さんは1994年、地域安全推進会の発足と同時に委員に委嘱され、現在も地域安全活動に尽力している。みなべ交番連絡協議会員としては、放置自転車に対する啓発のエフ付けを実施するなど犯罪抑止活動を推進している。少年補導員にも86年に委嘱され、2016年3月まで31年間の長きにわたって少年健全育成に関わり、花火祭りや秋祭りで自主ボランティアと協力し、夜間街頭補導やパトロールなどにも取り組んだ。「地域の安全や安心を守る活動には目を見張るものがある」と高い評価を受けた。受章に際して「まさか銀章をいただけるとは思ってもいなかったが、やってきたことに誇りを持てる。今後も地域の安全対策に関わっていきたい」と話した。

 尾﨑さんは地域安全推進員制度が発足した94年からみなべ地区地域安全推進委員・副指導員として力を注ぎ、02年からは同地区指導員、南部川筋地域安全推進員・指導員副総代に任命された。現在も総代を補佐するとともに防犯パトロールや少年補導等に積極的に取り組んでいる。地区内には高齢者世帯が多く、悪質商法や振り込め詐欺被害の発生が懸念される中、各種会合を利用して防止啓発を行っている。さらにみなべ交番連絡協議会長として交番に出向き、防犯上の問題点などについて情報提供しているほか、住民に対しても安心・安全に暮らすための情報を提供している。「地域の防犯活動に積極的に取り組んでいる功績は大きい」と評価された。受章に際し、「できる範囲の中でやってきたことだったが、それが評価されてうれしい」と喜びを話した。

 三前さんは少林寺拳法南部道院の道院長、尾﨑さんは副代表で、少林寺拳法を通じて青少年の健全育成にも取り組んでいる。2人は11日に県民文化会館(和歌山市)で開催された「安全・安心まちづくり県民大会」で表彰状を伝達されたあと、田辺警察署を訪れて楠山隆署長に受章を報告した。

写真=表彰状を手に受章を報告する三前さん㊧と尾﨑さん