20日から兵庫県のほっともっとフィールド神戸で、来春の選抜出場校を選ぶ際の重要な参考資料となる秋季近畿地区高校野球大会が始まる。本紙エリアからは南部が14年ぶりに出場。2001年以来18年ぶりの春の甲子園を狙う。
和歌山3位代表で近畿大会に挑む南部。県2次予選を振り返ると、打線が好調のようだ。地元対決となった1回戦の日高戦では序盤は攻めあぐねたものの、5回から別のチームのように得点を重ねた。押し出し死球で初得点したのをきっかけに、猛打が爆発。5回から9回までで1本塁打を含む8長短打を集め、5点のビハインドをひっくり返して逆に4点差をつけた。準決勝は結果的に8回コールド負けとなったが、中盤、主砲に逆転本塁打が飛び出すなど見せ場はつくった。3位決定戦はいきなり3点を奪われる厳しい展開だったが、すぐその裏、4連続適時打で5得点。絶好調の6番打者が2打席連続本塁打をマークし、田辺の好投手に6本の長打を浴びせて見事に攻略した。
南部打線は思い切りのいいスイングが光っていたように感じる。5点、3点のリードを許した場面ではなかなか積極的な打撃をするのは難しいが、県新人戦優勝の自信を胸に逆境でも自分たちのプレーに徹していたように思う。ベンチから声もよく出ていて、伝統校復活をアピールできたのではないだろうか。
近畿地区大会には大阪桐蔭をはじめ、履正社、報徳学園、龍谷大平安、近江、天理、智弁和歌山ら甲子園常連の強豪校が多数出場。選抜へ望みをつなぐ初戦突破は容易なことではないが、何が起こるか分からないのが高校野球。県2次予選のような戦いぶりを再び見せてもらいたい。(賀)


