御坊市と市観光協会の宮子姫みなとフェスタが14日、塩屋町の日高港で開催され、秋晴れのもと1万7000人(主催者発表)でにぎわった。物産やPRテントが44店並び、ステージではよさこい踊りやハワイアンフラ、天音太鼓などが披露され活気があふれた。7代目宮子姫の時代行列が人気を集めたほか、メインのお笑いステージでは人気芸人の鉄板ネタに大爆笑し、笑顔いっぱいのひとときとなった。

 オープニングで柏木征夫市長や山田勝人市議会議長らがあいさつし、市少年少女発明クラブの牛乳パックを使った発明コンテストの表彰式も行った。

 ステージ発表は市のステキ体操GOGOGOBOからスタート。市民吹奏楽団の演奏、南塩屋若中は四ツ太鼓や獅子舞で盛り上げた。日舞清姫会の踊り、ハレ45スタジオのハワイアンフラ、夢屋舞組など3連のよさこい踊り、にしゆきコンサート、天音太鼓、MARUCHANSのアコースティックライブに続いて、最後はメインのよしもとお笑いステージ。和歌山住みます芸人わんだーらんどに続いて2番手は、日高川町鐘巻出身の石倉智喜さんがボケの「マドンナ。」が登場。地元ネタで笑いを誘った。ビコーンはものまねや体を張った大道芸ネタで笑わせ、トリは2700。テンポのいいリズムネタに笑いが絶えず、最後は「右ひじ左ひじ」の鉄板ネタで観客の子どもも飛び入り参加して爆笑でエンディングとなった。

 恒例の時代行列も人気で、7代目宮子姫の野口美晴さん(21)と弓場蝶乃さん(21)、男官、女官役の河南中生徒や塩屋小児童が会場内を練り歩き、多くの人がカメラやスマホで撮影する姿が見られた。会場では御坊日高の名産やグルメ、パートナーシティ協定を締結している徳島県阿南市の物産、PRテントがずらりと並び、多くの人だかりができる人気ぶり。海洋環境船「海和歌丸」の船内見学も行列ができ、市消防の消防車乗車体験も好評だった。初めて来たという女性は「にぎわっていて楽しい。お笑いが面白くていい時間を過ごせました」と笑顔で話していた。

写真=2700と飛び入りの子どもでお笑いステージは大爆笑