JR御坊駅前の紀州日高名産品店「丸仁商店」が、日本政府観光局(JNTO)の外国人観光案内所に日高地方で初めて認定された。インバウンドの促進、充実した訪日旅行をしてもらおうとJNTOが全国に広めており、県内では11カ所目。店内に専用カウンターを設け、週2日は英語を話せる専用スタッフを配置しているほか、御坊日高の魅力を英訳して発信する計画で、外国人観光客増につながりそうだ。
JNTOでは観光庁が定めた「外国人観光案内所の設置・運営のあり方指針」に基づいて2012年度から外国人観光案内所の認定制度をスタート。6年間で全国約800カ所を認定。案内所ネットワークの情報を海外にPRし、外国人旅行者の利用促進と、充実した訪日旅行になるよう力を入れている。
丸仁商店の取締役を務める丸山新仁さん(32)は、御坊日高に外国人旅行者がたくさん来てもらいたいと考えていたところ、認定案内所が県内にまだ10カ所しかなく、日高地方にはないことを知り、開設することにした。インターネットがつながっている、Wi―Fiがある、英語で対応可能なスタッフがいるなどの条件があり、知人で英語が堪能な瀬川祥代さんの協力を得るなど環境を整えて6月に申請。約2カ月間の審査を経て8月31日付で認定された。
カウンター前のラックには外国語の観光パンフレットを用意。日高広域観光振興協議会(金﨑昭仁会長)、御坊市観光協会(古久保恭一会長)のほか各市町にも観光スポットやグルメ、歴史などを紹介するチラシや写真等の提供を呼びかけており、すべて英訳してJNTOのホームページを通じて情報発信することにしている。隣接する中紀バスとも協力関係を築いており、外国人旅行者が宿泊施設やレンタカーを探しているときなどにも対応する。丸山さんは「まだ始めたばかりで手探りですが、単に旅行者に対応するだけでなく、ホームページやSNSを使って御坊日高をアピールしたい。訪日を考えている人の目に留まり、一人でも多くの人に御坊日高に来てもらうきっかけにしたい」と意欲満々。毎週火・木曜の午後から案内所で対応する瀬川さんは「御坊日高の魅力を発信できるように頑張ります」と話している。
写真=丸仁商店内にオープンした案内所で丸山さん(手前)と瀬川さん


